2023 Fiscal Year Research-status Report
子宮内膜症におけるCLEC-2/Podoplaninの関与の解明と治療戦略
Project/Area Number |
23K15806
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
白井 俊光 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (50710381)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 子宮内膜症 |
Outline of Annual Research Achievements |
子宮内膜症マウスモデルは複数存在する。申請段階ではそれらの検証を行っていなかったため、病態の進行速度や実験再現性について検証し、モデル作成方法を確立した。 2週間毎に病変組織の重量の測定を行うと、移植2ヶ月後まで経時的に増加しており、長期的な解析が可能であることが明らかになった。病変組織の免疫組織学的解析により、予備実験と同様にポドプラニン発現を認めた。また、新たにポドプラニンと血小板の共局在を観察しており、CLEC-2依存的な血小板活性化の可能性を示唆した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
子宮内膜症モデルマウスの作成方法は複数あり、実験再現性やモデルごとのリミテーションを考える必要があった。この点について時間を要したが、安定したモデル作成方法を確立できた。病変組織にはポドプラニン発現細胞が存在しており、かつそれは血小板との共局在を示した。したがって、このマウスモデルでは我々の仮説どおり、ポドプラニンによるCLEC-2依存的な血小板活性化が惹起されている可能性が高い。今後も計画にしたがって研究を進める事ができると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
進捗はおおむね順調であり、研究計画に従って進める。すなわち、サンプル数を充分確保し、血中ポドプラニン濃度および血小板活性化マーカーの上昇をELISAによって確認する。 また、In vitroの実験を行うために病変組織からポドプラニン陽性細胞の単離を試みる。
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