2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23K15887
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
河合 良隆 京都大学, 医学研究科, 助教 (50862223)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 放射線治療 / 喉頭 |
Outline of Annual Research Achievements |
放射線による声門癌の治療には組織瘢痕化が合併症として生じるが、その経過と機序は物理損傷による瘢痕化とは異なるということがわかっている。本研究の先行実験にてマウスの喉頭に放射線を照射した後、経時的に声帯のコラーゲン産生減少が維持されているにも関わらずコラーゲンの総量は徐々に増加していくという矛盾が生じている。更に一般的に瘢痕化の上流遺伝子として 本研究では瘢痕化の基本となるコラーゲンの蓄積メカニズムの解明のためにマウスの放射線照射後声帯から組織採取を行いRNA seqを行っている。採取された組織内に含まれるRNA品質は良好で、データが採取できた。 現時点上記のコラーゲン産生低下はRNA seqでも確認できたが、コラーゲン貯留の原因となりそうな変化については、想定していた伝達経路が一貫した産生変化を示さない、すなわち上流遺伝子の発現と下流遺伝子の発現が既報通りの動態を示さないなどの理由で現時点明確な因果関係は示せるに至らない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
概要に記載の通りRNA seqでコラーゲン産生低下は確認できたが、コラーゲン貯留の原因となりそうな変化については、想定していた伝達経路が一貫した産生変化を示さない、すなわち上流遺伝子の発現と下流遺伝子の発現が既報通りの動態を示さないなどの理由で現時点明確な因果関係は示せるに至らない。
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Strategy for Future Research Activity |
直接コラーゲンの貯留に関する遺伝子動態を見るだけでなく、更に上流にある喉頭の細胞の分布などについても評価できれば瘢痕化のメカニズムが解明できるか可能性があるため、例えば免疫細胞の表現型分布などについても評価を行っていきたい。
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Causes of Carryover |
概要に記載の通りRNA seqで想定される結果が得られず、検証実験のステップに進めない状態である。
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