2023 Fiscal Year Research-status Report
Mechanism of Retinal Choroidal Inflammation in Chronic Severe Allergic Conjunctivitis
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23K15918
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
平形 寿彬 順天堂大学, 医学部, 助教 (20843155)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | マスト細胞 / アレルギー性結膜炎 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、慢性重症アレルギー性結膜炎における網脈絡膜炎症発生メカニズムを解明することである。2023年度は、慢性重症アレルギー性結膜炎マウスモデルに実際に後眼部炎症が引き起こされているかを確認するための実験を行なった。慢性アレルギー性結膜炎マウスモデルの脈絡膜組織におけるTnfa遺伝子の発現量を調べたところコントロールマウスと比較して上昇を確認した。また、組織学的にトリプターゼが慢性アレルギー性結膜炎マウスモデルの網脈絡膜組織に認めることを免疫染色にて確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の目的は、慢性重症アレルギー性結膜炎における網脈絡膜炎症発生メカニズムを解明することである。2023年度は、慢性重症アレルギー性結膜炎マウスモデルに実際に後眼部炎症が引き起こされているかを確認するための実験を行い、後眼部炎症が網脈絡膜組織に起きていることを確認することができたため、概ね順調に進展とした。
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Strategy for Future Research Activity |
慢性アレルギー性結膜炎マウスモデルを用いて、網脈絡膜のマスト細胞の活性化状態と好酸球の浸潤を組織学的に確認するとともに、遺伝子発現について確認を行う。
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Causes of Carryover |
コロナウィルスの蔓延により、予定通りの学会参加も困難な状況であったり、オンライン開催による現地参加でないこともあり、使用額に差が生じた。 使用計画としては、得られている実験結果の再現性を確認するとともに、慢性重症アレルギー性結膜炎マウスモデルにおける網脈絡膜組織でのマスト細胞、好酸球の活動性について評価する。 そのため、実験に使用する、野生型マウス、試薬などの購入を計画している。
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