2023 Fiscal Year Research-status Report
Research of preventive and therapeutic methods to minimize radiation damage in cancer treatment
Project/Area Number |
23K15954
|
Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
朝日 林太郎 自治医科大学, 医学部, 非常勤講師 (70714749)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | 放射線障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
in vitroにて脂肪幹細胞へ様々な放射線照射プロトコールおよび線量の照射を行い、照射線量と細胞死との関連を調べた。結果として、分裂期にない幹細胞は照射線量が10Gy を超えても生存する割合が極めて高いことがわかった。マウス背部皮膚へ異なる照射条件で照射して、皮膚皮下組織を採取してその影響を分析するとともに、皮膚欠損を作製して、創傷治癒への影響を確認した。結果として、放射線照射群においては非照射群と比して、明らかな創治癒遅延を認めた。また、放射線照射群においては、総線量が同値でも1回照射量が小さくなり照射回数が増えると、創傷治癒期間が著しく遅延することを確認した。以上の内容については論文化も行いPlastic and Reconstructive Surgery誌にacceptされており、掲載を待っている状態である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画の中途までの実験は既に実施しており、論文化も終了している。
|
Strategy for Future Research Activity |
引き続き担癌マウスモデルの作成と、作成した担癌マウスへの様々な放射線照射プロトコールにて、分割照射プロトコールによる影響の差を調べていく。
|
Causes of Carryover |
学会などの発表がなかったため、少額ではあるが繰越金額が生じた。来年度は繰り越し分を学会発表などに充当する予定である。
|