2023 Fiscal Year Research-status Report
若年性口腔扁平上皮癌組織のmRNAシーケンシングによるドライバー遺伝子の探索
Project/Area Number |
23K15969
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
隅田 賢正 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (10918353)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 口腔扁平上皮癌 / ドライバー遺伝子探索 / mRNAシーケンシング |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画では、昨年度中に45歳以下SCC症例を10症例収集し、mRNAシーケンシングおよび各種検証(サンガー法、FISH法、real-time PCR)などを行う予定としていたが、現時点まで2症例の収集に留まっておりシーケンシング開始には至っていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
対象症例の収集がすすんでいないため。
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Strategy for Future Research Activity |
当初は検証対象として、45歳以下SCC症例の生検体を採取することを目標としていたが現時点で2症例に留まっており、補助事業期間中の課題達成は現実的ではない。したがって、当科で過去に手術加療を受けた45歳以下SCC症例で、現在も当科通院中で同意取得可能な症例(14症例)を検討対象に含め、ホルマリン固定切片からのtotal DNA抽出が可能か検証し、問題なければmRNAシーケンスおよび各種検証をすすめていく予定である。
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Causes of Carryover |
予算の大部分をmRNAシーケンシング受託解析費用として用いる予定であったが、予定症例数が収集されず残高が発生している。本年度の受託解析費用に使う予定である。
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