2024 Fiscal Year Annual Research Report
閉経後骨粗鬆症に伴う骨ミネラル代謝異常が及ぼす味覚変容機構の解明
| Project/Area Number |
23K15979
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| Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
川端 由子 九州大学, 歯学研究院, 助教 (40906830)
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| Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 閉経後骨粗鬆症 / 味覚 / OVXマウス / 大規模住民健診 |
| Outline of Annual Research Achievements |
閉経後の女性は、女性ホルモンの欠乏により骨塩量が減少する一方で、味覚嗜好性にも変化を生じることが報告されている。閉経後骨粗鬆症の発症と進行には全身的な栄養状態が深く関与しており、その治療には食事療法が不可欠である。味覚は、摂食行動の調節において重要な役割を担い、その調節には生体の栄養・ミネラル需要が反映されることから、閉経後の骨ミネラル代謝異常が、末梢味覚器におけるミネラルセンシングに変調をきたすことが予想される。本研究では、閉経後骨粗鬆症モデル(OVX)マウスを用いて骨ミネラル代謝異常における味覚の変容機構を明らかにし、さらに大規模住民健診ビッグデータを用いて、閉経後女性の骨ミネラル代謝の検査値と味覚検査値との関連性を探求した。これら分子から健康ビッグデータに至る包括的な解析により、骨粗鬆症における味覚変調の実態とその病態生理メカニズムを明らかにすることを目指した。本研究により、OVXマウスでは、偽手術群のShamマウスに比べて、味覚器における金属イオン結合やカルシウムチャネル活性に関連する遺伝子群の発現上昇が認められた。また、OVXマウスでは、Shamマウスに比べて、カルシウムなどが呈する二価陽イオンの味覚、ならびにキニーネなどが呈する苦味の味覚忌避性が増強することが示唆された。さらに、大規模住民健診(岩木健康増進プロジェクト健診・弘前市いきいき健診・やんばる版プロジェクト健診)に参加し、約3000人の20歳以上の男女を対象にした簡易味覚検査を実施して味覚データを取得した。
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