2023 Fiscal Year Research-status Report
3D動態解析とシングルセル解析を用いた歯髄マクロファージ機能の解明
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23K15994
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
田澤 建人 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 助教 (30801518)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 歯髄マクロファージ / whole mount staining / NGS解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
マクロファージ枯渇化のためクロドロン酸リポソームを使用し、投与後の下顎骨におけるマクロファージ数を評価し、条件検討を行った。クロドロン酸リポソーム100ulの投与後1日においては下顎骨内マクロファージの有意な減少を認めた。 歯髄内マクロファージの3次元分布を評価するために、anti-Lyve1抗体を用いてマウス下顎骨の組織透明化標本を作製したが、目的の細胞を検出することが困難であった。そのため、現在は抗体の種類を変更し、条件の再検討を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
使用を予定していた共焦点顕微鏡では解像度が低く、意図した画像の取得が困難であった。またanti-Lyve1抗体がwhole mount staininigには適さないことが分かったため他の抗体の使用を検討する必要が生じ、研究が遅延している。
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Strategy for Future Research Activity |
マクロファージ枯渇化条件を最適化する検討を引き続き行う。whole mount staining条件の最適化および抗体の検討を行う。また、マウス歯髄炎モデルから歯髄を摘出し、FACSを用いたLyve1陽性マクロファージの単離を行う。
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Causes of Carryover |
実験計画の見直しのため、マクロファージ枯渇化を用いた動物実験の進捗が遅延している。また購入を予定していた遺伝子改変マウスの購入を次年度に行うこととした。
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