2023 Fiscal Year Research-status Report
International Comparison of Oral microbiota of Type 2 Diabetes Mellitus Patients in Japan and Singapore
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23K16012
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Research Institution | Osaka Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
大森 実知 大阪医科薬科大学, 医学部, 助教 (60803137)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 口腔細菌叢 / 2型糖尿病 / 国際比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年の細菌叢解析の技術的進歩により,口腔細菌叢と糖尿病の関連が明らかになってきた。我々はこれまでに,日本人高齢者の2型糖尿病患者と健常者の唾液細菌叢の違いを16Sメタゲノム解析および統計学的機械学習の手法を用いて明らかにしている。本研究では,日本とシンガポールの集団で2型糖尿病患者の口腔細菌叢の特徴を明らかにし,両集団の違いを検証することを目的とした。 本年度は,口腔サンプルの採取に着手した。サンプル採取の手法は解析結果に大きく影響を及ぼすことから,日本とシンガポールで共通の手法で行う必要がある。このためシンガポールの National Dental Centre Singapore, Department of Periodontal Unit, Dr. Chee Hoe Kit と共同研究契約を締結した上で,シンガポールと日本の間でオンライン会議を行い,サンプル採取方法や採取する時間,タイミングなどについて同じ条件になるように,十分な打ち合わせを行った。また,対象者の選択基準および必要な基本的属性などの情報についても検討を重ねた。日本人集団は,大阪医科薬科大学病院 歯科口腔外科に糖尿内科から紹介受診した教育入院目的の2型糖尿病患者と,糖尿病の既往のない健常対照者とした。シンガポールの集団は,National Dental Centre Singapore, Department of Periodontal Unitを受診した2型糖尿病患者および健常対照者とした。シンガポールで採取したサンプルを日本に郵送し,その一部について,16S メタゲノム解析を行い,細菌叢解析が可能であることを確認した。今後の研究を進めるための準備が整ったといえる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対面での会議を行うことができず,オンライン会議のみで打ち合わせを行っている。このため,患者情報などの情報共有が十分できていない。また,11月から,出産,育児のための休職中であることから,研究が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き,サンプル採取を進めるとともに,既に採取したサンプルの情報を収集し,解析を進める。
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Causes of Carryover |
2023年12月から出産および育児のため,休職中であったため,研究が進まず,次年度使用額が生じた。 次年度,休職明けから本格的に研究を再開する予定であり,そのための研究費用として使用予定である。
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Research Products
(7 results)