2023 Fiscal Year Research-status Report
咀嚼が終末糖化産物に与える影響の解明 よく咬んで認知症予防
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23K16080
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
西村 朋子 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (70823219)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Keywords | 認知症予防 / 咀嚼機能 / 終末糖化産物(AGEs) / 糖化ストレス |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、低栄養と認知症発症とは密接な関係があることが示唆されているが、詳細なメカニズムは多岐にわたっており、不明な点が多い。 歯の欠損や口腔機能低下によって、咀嚼をあまり必要としない軟らかい食物が選択される傾向にあり、結果的に糖質偏重食から低栄養となるとされている。高血糖は、体内の終末糖化産物の蓄積を招き、認知症発症の原因となることが示唆されている。 本研究では、認知症発症モデルマウスを用いて、食形態の違いが体内の終末糖化産物蓄積に及ぼす影響を調べ、さらに咀嚼による歯根膜細胞のメカノストレスが終末糖化産物分解を促進するという仮説を検証する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は認知症発症モデルマウスに摂取させる食餌形態や給餌する期間の検討に時間を要した。また、マウスから歯根膜細胞の採取手技や培養方法などの基礎的な手技の習得の練習に時間がかかった。
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Strategy for Future Research Activity |
動物実験、細胞実験において、マウスの給餌条件やマウスから歯根膜細胞を採取する方法といった基本的な実験手技は確立しつつあるが、まだ手技が安定していない。そのため、今後も継続して反復練習を行う予定である。
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Causes of Carryover |
今年度は初年度のため動物実験において手技の習得のための反復練習、細胞実験において培養条件の設定などの検討に時間を要したため。
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