2023 Fiscal Year Research-status Report
軟質リライン材に付着した細菌及び真菌に対する効果的な機械的清掃方法について
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23K16094
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
齋藤 壮 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (30843560)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 軟質リライン材 / 義歯洗浄 / 可撤性義歯 |
Outline of Annual Research Achievements |
科学研究費承認の1年目に当たる昨年度は、軟質リライン材に対する菌・真菌の付着、清掃効率について画一した表面粗さの試料を多く製作するために技工所と製作法を追求し、製作を可能とした。また、菌と真菌の株の育成を行った。本年度から製作した軟質リライン材の試料と比較対象である硬質材料の試料に対し、菌・真菌を付着させ軟質リライン材と硬質材料の菌・真菌の付着性に違いや試料を清掃した際の清掃効果の調査する準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究を行うに当たり、軟質リライン材の試料が多く必要であるが、一度に多く製作すると試料の表面粗さに差があった。そのため、技工所と試料の製作方法を再考し、新たな製作方法を確立した。やや遅れてはいるが、菌・真菌の準備も整っており全体の研究計画には問題ないと考える。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は軟質リライン材に菌・真菌を付着させ様々な清掃を行い、その清掃効率を明らかにする予定である。更に再来年度は軟質リライン材を付着したマウスピースを被験者の口腔内に入れ口腔内微生物の付着や、マウスピースを様々な方法で清掃した際にその清掃効率を明らかにしていく予定である。
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Causes of Carryover |
昨年度は研究の試料の製作や準備のために助成金を使用したが、本格的は実験を行うところまで至らなかったため、義歯清掃器具や学会発表を行うための資金を使う必要がなかった。本年度は実験が始まるため、試料を多く製作するための材料費や義歯清掃器具の購入費、学会参加費として次年度使用額を使用する予定である。
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