2023 Fiscal Year Research-status Report
内因性カンナビノイド機構によるグリア機能の調節が関わる痛みの脳内制御機構の解明
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23K16110
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
上村 藍太郎 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (00804535)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 内因性カンナビノイド |
Outline of Annual Research Achievements |
眼窩下神経部分切断群の切断側では切断後3日から行動実験において痛覚過敏が生じていることが示された。免疫組織学的解析から、三叉神経脊髄路核(Vc)におけるMAGL陽性神経細胞が有意に増加すると同時に、ミクログリアが増加していることが観察された。また神経部分切断群にJZL184を投与することで濃度依存的に鎮痛作用が得られた。免疫組織学的解析から、JZL184の投与によりMAGL陽性神経細胞は有意に減少した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍における移動制限による実験の遅れが影響している。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで示した免疫組織学データを合わせて、電気生理学な検討も進める予定としている。
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Causes of Carryover |
今年度は電気生理学の実験を行わなかったため。今後これらの実験を進める予定としている。
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