2023 Fiscal Year Research-status Report
Search for therapeutic target molecules based on temporal hierarchical analysis of Oral squamous cell carcinoma and functional RNA molecules
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23K16142
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
駒 綾香 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任助教 (60963098)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | スーパーエンハンサー / オープンクロマチン / ATAC-seq / Chip-seq |
Outline of Annual Research Achievements |
本申請研究では、OSCC細胞に放射線照射や抗癌剤を暴露させた際に形成されるスーパーエンハンサー(SE)などのゲノム領域を同定し、申請者がこれまでに作成している「OSCC機能性RNA発現プロファイル」と、SEなどのゲノム情報を統合することで、治療抵抗性に関与する「マスター分子」を同定することを目的としている。本年度は、抗癌剤(セツキシマブ)抵抗性に関与するSEや放射線抵抗性に関与するオープンクロマチン領域、抗癌剤(シスプラチン)作用時間によって変化するオープンクロマチン領域をOSCC細胞で同定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
OSCC細胞において、BRD4やH3K27ac抗体を用いてセツキシマブ(CTX)抵抗性に関与するSE領域を同定した。また、OSCC細胞における放射線抵抗性・感受性に関与するオープンクロマチン領域をATAC-seq解析で同定した。さらに、シスプラチン(CDDP)を作用させて、時間経過(6H、24H)と共に形成されるオープンクロマチン領域についてもOSCC細胞で同定した。申請者が以前の研究で作成した「HNSCC/OSCC機能性RNA発現プロファイル」と、CDDPや放射線暴露時のオープンクロマチン領域もしくはCTX関連のSE領域の情報を統合し、抗癌剤や放射線抵抗性に関与する「機能性RNA分子」の候補を探索している。
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Strategy for Future Research Activity |
候補となった「機能性RNA分子」について、The Cancer Genome Atlas (TCGA)データベース解析を行い、癌組織における発現や、臨床病理学的解析を行い、更なる絞り込みを行う。さらに、遺伝子改変OSCC細胞を作製し、各種抗癌剤や放射線に対する感受性が変化するか、検討する。
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Causes of Carryover |
実験に使用する試薬や消耗品、データベースのストックがあり、実験経費を節約できたため。次年度は、薬剤耐性に関与する機能性RNAの探索に使用する予定である。
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