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2023 Fiscal Year Research-status Report

Integrating mental health screening into endocrinology ambulatory care

Research Project

Project/Area Number 23K16283
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

細田・アーバン 珠希  鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20965149)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywords内分泌代謝疾患 / 糖尿病 / 高血圧 / 肥満 / メンタルヘルス / 電子カルテ / スクリーニング / 治療中断
Outline of Annual Research Achievements

糖尿病、高血圧、肥満といった内分泌代謝疾患を抱える患者の治療不遵守や治療中断は深刻な問題であり、その要因としてメンタルヘルスや生活環境の問題が大きいとされる。しかしながら、患者が自らメンタルヘルスや生活環境の問題を医療従事者に訴えることは少ない。そのため、医療従事者が積極的にスクリーニングを行うことが重要であるといえる。しかしながら、わが国の医療、特に内分泌代謝内科で組織的にメンタルヘルスに関するスクリーニングを行う試みは見られない。そこで本研究では、①医学部附属病院内分泌代謝内科において、電子カルテを活用したメンタルヘルススクリーニングシステムの開発と導入を行い、②そのシステムの有用性について検討する。本研究による成果は、身体面にのみ焦点が当たりやすい医療において、患者が抱える問題を全人的かつ包括的に把握することにある。メンタルヘルスの問題を把握し、早期に適切な介入(心理療法等)につなげることによって治療不遵守・中断を防止することが可能となり、医療の質の向上に資すると思われる。これまでの研究内容として、内分泌代謝内科の医療従事者との連携体制を築き、診察におけるワークフローを学び、どのようにスクリーニングシステムを組み入れるかについて話し合った。さらに、医療情報部との連携体制を築き、医学部附属病院の電子カルテシステムのさまざまな機能についての学びを深めた。現在は所属機関での倫理審査を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

まだ倫理審査を進めている段階であり、若干の遅れはあるものの、附属病院関係者との連携体制を築き、打ち合わせを重ねる中でスクリーニングシステムの概要が決定してきており、おおむね順調に進捗していると考える。

Strategy for Future Research Activity

倫理審査で承認を得た後には、医学部附属病院医療情報部と連携し、メンタルヘルススクリーニングシステムの開発を行う。また、内分泌代謝内科の医療従事者と連携し、システムの活用方法について話し合う。

Causes of Carryover

倫理審査を通過していないため、メンタルヘルススクリーニングシステムの開発を具体的に進めることができず、次年度使用額が生じた。今後は、海外での視察を行う予定である。特に、医療におけるメンタルヘルススクリーニングが進んでいるアメリカにおいて、どのようにスクリーニングシステムの開発が進められたか、どのようにシステムが活用されているかについて学びたい。また、スクリーニング開発のために使用する予定である。

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Published: 2024-12-25  

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