2023 Fiscal Year Research-status Report
ゲーミフィケーションを用いたジョブ・クラフティング促進介入の新規開発と効果検討
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23K16321
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
櫻谷 あすか 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任講師 (70845461)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | ジョブ・クラフティング / ワーク・エンゲイジメント / ゲーミフィケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではゲーミフィケーションの要素を用いたジョブ・クラフティング促進プログラム(以下、JC促進プログラム)をe-learningを活用して開発する。令和5年度は、本プログラムの開発を進めた。 1)先行研究のレビューおよび専門家からの意見収集:ジョブ・クラフティングに関する最新の先行研究の系統的レビューを実施し、科学的知見を収集した。また、産業医、臨床心理士など職場で働く産業保健専門家および経営学の専門家から、JC促進プログラムの開発について意見を収集した。 2)プログラムの開発:上記の知見を合わせて、プログラムのプロトタイプを作成した。 3)予備的効果検証の計画立案:労働者30 名程度を対象にJC促進プログラムを実施し,理解度・満足度を確認する計画プロトコルを立てた。 4)介入プログラムの管理システムの導入と運用準備、Web 調査システムの準備:JC促進プログラムの管理運用に関して、委託業者を検討した。また、Web 調査システムの準備として、東京大学内の入退室管理されているサーバー室に、専用ストレージサーバーを設置することによって、調査結果をセキュアに保管する環境を構築した。 以下は、令和6年度に実施予定である:①JC促進プログラムの開発および実施準備(本プログラムのプロトタイプの予備調査後、修正を加える。本プログラムの管理運用のためのクラウドシステムの準備、および研究協力スタッフの教育を行う。また、介入研究実施のための倫理審査の申請および臨床試験登録を行う。)、②JC促進プログラムの効果検討の開始
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新規に開発中のゲーミフィケーションを活用した、ジョブ・クラフティング促進プログラムの作成に、当初の予定よりも時間がかかっているため。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度:ジョブ・クラフティング促進プログラム(以下、JC促進プログラム)の開発および効果検証の開始 (1)JC促進プログラムの開発および効果検証の実施準備:本プログラムのプロトタイプの予備調査後、修正を加える。本プログラムの管理運用のためのクラウドシステムの準備、および研究協力スタッフの教育を行う。また、介入研究実施のための倫理審査の申請および臨床試験登録を行う。 (2) JC促進プログラムの効果検証の開始:①研究参加者の募集および初回(ベースライン)調査の実施、②介入群へのJC促進プログラムの提供、③追跡調査:全2回の追跡調査のうち1回を、初回調査から3ヶ月に、初回調査から6か月に実施する。
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Causes of Carryover |
(理由)介入プログラム開発、研究協力スタッフへの人件費等経費の使用予定の一部が次年度になったことによる。
(使用計画) 介入プログラム開発、研究協力スタッフへの人件費等経費、および無作為化比較試験実施に係る経費等に使用予定
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