2023 Fiscal Year Research-status Report
幼児期の食習慣・生活習慣、発育と口腔内細菌との関連性の検討
Project/Area Number |
23K16338
|
Research Institution | Osaka Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
久藤 麻子 大阪医科薬科大学, 医学部, 講師 (10289605)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | 口腔内細菌叢 / 幼児期の栄養 / コホート研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では口腔内細菌叢の形成時期である幼児期の食習慣・生活習慣に着目し、児の成長・発育と口腔内細菌叢との関連について検討することを目的としている。 出生した児と母親を3歳まで追跡する前向きのコホート研究を活用し、市で実施する1歳半健診時(1歳8か月時に実施)と、3歳児健診(3歳8か月時に実施)に唾液採取、生活習慣に関する質問紙調査、健診記録の取得を行っている。今年度は1歳半健診時および3歳児健診での調査を実施した。今年度末で累積の唾液採取件数は1歳半306件・3歳児346件となった。1歳半健診時対象者は今年度で追跡が終了したため、次年度は3歳児健診対象者の調査を継続して実施する予定である。口腔内細菌叢解析については1歳半112件、3歳児50件メタゲノム解析が終了した。 次年度は1歳半、3歳児唾液サンプルのメタゲノム解析数を増やし、1歳半、3歳児の食習慣、生活習慣が1歳半、3歳児の口腔内細菌叢構成について解析を行う予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナ感染症蔓延により、コホート参加者を募る産婦人科、小児科、市の健診への出入り制限のため、令和3年度リクルート及び唾液採取調査をその都度休止した。結果として、令和5年度についても幼児期の唾液採取の追跡および質問紙データの取得が当初の予定より遅れた。
|
Strategy for Future Research Activity |
引き続き、3歳児の唾液採取、生活習慣に関する質問紙調査、健診記録の取得を行う。 1歳半、3歳児のそれぞれの食習慣、生活習慣と1歳半、3歳児の口腔内細菌叢構成との関連について検討を行う予定である。
|
Causes of Carryover |
新型コロナ感染症拡大の影響でコホート研究の進行自体が遅れており、当初計上した予算を支出できなかった。次年度は当該研究費を用いて唾液細菌叢解析と3歳児健診での唾液採取、質問紙調査を続行し、研究を継続する。
|
Research Products
(1 results)