2023 Fiscal Year Research-status Report
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23K16473
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
山田 志枝 宮城大学, 看護学群, 講師 (50568798)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 混合栄養 / 母親 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,混合栄養で児を育てる母親の母乳育児の課題を明らかにし,混合栄養で児を育てる母親に特化した支援モデルを作成することである。そこで本研究では、初めに混合栄養で児を育てた経験を持つ母親の体験を明らかにする母親へのインタビュー調査を行い,次に質問紙調査による,母親の混合栄養で児を育てる母親の実態調査を行う予定である。さらに混合栄養で児を育てる母親への支援の課題を明確にすることを目的に,助産師へのインタビュー調査を行い,これらの結果を基に混合栄養で児を育てる母親への支援ガイドを開発する予定としている。 本研究は,混合栄養で児を育てている母親に着目するだけでなく,支援者にも着目して課題を明確にする点が独創的な点であるが,混合栄養で児を育てる母親について,わが国でこれまでにどのような研究や議論がなされてきたのかを系統的に明らかにしたものは見当たらない現状があると考えられた。そこで令和5年度は,インタビュー調査の前に,わが国における混合栄養で児を育てる母親に関する過去の研究や議論を文献検討を通じて系統的に整理する作業に取り組んだ。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和5年度は,混合栄養で児を育てた経験を持つ母親の体験を明らかにするたことを目的としたインタビュー調査の前に,わが国における混合栄養で児を育てる母親に関する文献検討に取り組んだ。しかし,通常業務の急な変更等により研究代表者が本研究にエフォートを十分に割くことが難しくなり,作業が予定通りに進まなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は従来業務の調整を行いながら本研究遂行のためのエフォートを確保し,混合栄養で児を育てる母親についての文献検討を行い,わが国で行われてきた研究や議論を系統的に明らかにする予定である。また,その結果を踏まえて混合栄養で児を育てた経験を持つ母親の体験を明らかにすることを目的とした母親へのインタビュー調査を進める予定である。
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Causes of Carryover |
令和5年度計画遂行に遅れが生じたため、予定額の執行ができなかった。令和6度はインタビュー調査のための備品の購入や情報収集のための費用として使用予定である。
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