2023 Fiscal Year Research-status Report
Psychological and social support for patients and their family members after hematopoietic stem cell transplantation who visit multiple outpatient clinics
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23K16481
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
中嶋 祥平 帝京大学, 医療技術学部, 助教 (30964192)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 造血幹細胞移植 / フォローアップ / 移行期支援 / 外来 / Quality of Life |
Outline of Annual Research Achievements |
<実績の概要> 2023年度~2024年度前半の計画として、造血幹細胞移植を受ける患者と家族に関する心理・社会的支援の内容を質的かつ網羅的に明らかにするために、診療録調査・インタビュー調査に向けた文献レビューを行った。また、研究①:診療録調査と医療者へのインタビュー調査+研究②:小児期にHSCTを受けた患者と家族へのインタビュー調査を統合した研究計画書の作成・研究機関との調整を行った。
<実績の詳細> 1)文献レビュー:Ichushi-web、PubMed、およびCINAHLのデータベースより、造血幹細胞移植を受けた患者および家族の要望やニーズ、ケアに焦点を当てた論文を抽出し、カテゴリ化した。6つの項目に分類され、患者および家族のこれらのニーズは、造血幹細胞移植の経過とともに変化することを明らかにした。また、造血幹細胞移植の初期の段階から多職種で連携する必要があることが示された。この文献レビューでは、今後の研究③の遂行に向けた患者報告アウトカムの選定が不十分であり、造血幹細胞移植を受ける患者および家族における適切な患者報告アウトカムに関する文献レビューを次年度行う必要がある。 2)研究計画書の作成:研究①および研究②の実施に向け、研究計画書を作成し、研究予定施設と調整中である。また、倫理委員会への申請に向け準備を進めている。文献レビューや専門家の意見を反映させ、インタビューガイドを作成する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画から実現可能性を考慮し、全体計画を修正した上で進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
倫理委員会での承認を得たうえで調査を開始し、調査を実施する予定である。また、患者報告アウトカムに関する文献レビューも並行して実施する。
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Causes of Carryover |
今年度は人件費の支出が生じなかったため。
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Research Products
(2 results)