2024 Fiscal Year Research-status Report
医療レセプトデータに基づく保健師協働による効果的な特定保健指導の実践モデル開発
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23K16513
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| Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
大槻 奈緒子 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 講師 (20909684)
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| Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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| Keywords | 保健指導 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,医療レセプトデータに基づく,重症化予防を目指した特定健診および特定保健指導の有効性評価を行い,効果的な保健指導実践モデルの開発を行うことを目的としている。研究実績の概要は以下の通りである。1)面談シートを活用した2023年度の保健師が実施した保健指導対象者の実態把握として,重症化予防事業で活用する面談シートを寝屋川市保健師と協働して作成し,寝屋川市の承認を得て,2023年7月から11月まで調査運用を行った。2)高血圧重症化予防事業の実施方法と降圧達成の関連の検討として,保健師が行う保健指導の実施方法を検討するために,レセプトデータを用いて,2016から2017年度の高血圧重症化予防事業対象者684名のうち,2019年度の特定健診を受診し,特定健診の収縮期血圧において,高血圧重症化予防事業実施時の血圧から20mmHg以上の降圧を達成した253名と,降圧未達成であった214名を対象としたケースコントロール研究を実施した。3) 高血圧重症化予防事業の保健指導に関する非盲検ランダム化比較試験として,大阪府寝屋川市の高血圧重症化予防事業の保健指導面談の対象になった40歳以上の高血圧患者において,高血圧重症化予防事業の保健指導に関する非盲検ランダム化比較試験を実施した(継続中)。家庭血圧測定は,高血圧患者において血圧降下効果を有することが多くの研究において明らかにされている。高血圧患者の多くは血圧計を保有しているが,日常的に家庭血圧測定を行なっている高血圧患者は約半数に過ぎない。そのため,家庭血圧測定を習慣化するために有効な手法の開発が必要である。そこで今年度は,予定より1年前倒しではあるが,高血圧重症化予防事業の保健指導に関する非盲検ランダム化比較試験を実施した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の協働自治体である大阪府寝屋川市健康づくり推進課との連携・協力体制を当初の想定よりも強力に構築することができたことで,高血圧重症化予防事業の保健指導に関する非盲検ランダム化比較試験が予定より1年早く開始することができた。保健師と協働して作成した面談シートを寝屋川市の承認を得て,実際の保健指導として運用したことで,臨床と研究がシームレスとなり,本年度も順調に研究が進展したと考える。
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| Strategy for Future Research Activity |
次年度は,非盲検ランダム化比較試験を継続するとともに,結果を保健師と共有し,高血圧重症化予防事業の効果的な保健指導のモデル構築を保健師協働で行っていく。
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| Causes of Carryover |
予定していた調査物品購入費について,調査リクルートが滞ったため,残額が生じた。次年度も継続して調査を行うため,残金は次年度調査物品購入費に充てる。
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[Presentation] 在宅療養中の2型糖尿病患者における患者教育の継続がHbA1cに与える影響2024
Author(s)
相島美彌, 奥田昌子, 恋中理恵, 神保昌世, 宮田佳穂里, 高水佳代, 岡本麻里, 田中君枝, 岡田泰臣, 菊山教子, 小西敬一, 岩角麻衣, 廣西和代, 東本桂, 柏木知美, 西未知子, 山本陵平, 大槻奈緒子
Organizer
第29回日本在宅ケア学会学術集会