2023 Fiscal Year Research-status Report
食道癌術後患者の健康関連QOL向上を目指した呼吸サルコペニアに対するアプローチ
Project/Area Number |
23K16533
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
大倉 和貴 秋田大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (70910313)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 食道癌 / 食道切除再建術 / 呼吸筋 / 呼吸サルコペニア / 健康関連QOL |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、根治的手術が予定されている食道癌患者を対象とし、術前または術後の呼吸サルコペニアと術後の呼吸困難、健康関連QOLの関連を検討することである。この結果を元に食道癌術後患者の健康関連QOLの向上を目指した新たなアプローチの構築に繋げることを目標としている。本研究は2022年度10月から開始した。2022年度は7例、2023年度は24例の患者を対象にデータ収集を進めることができている。しかし、周術期管理の進歩もあり、呼吸サルコペニアに該当する患者も少なく大まかな傾向が掴めていない現状である。2024年度はさらに症例数を追加し、データ収集に努めていく。また、その他に術前の呼吸サルコペニアの存在が術後呼吸器合併症(PPCs)に及ぼす影響も後方視的に調査している。その結果、術前の呼吸サルコペニアはPPCsと関連するという結果を得ている。この結果は2024年度に学会発表する予定である。さらに術前呼吸サルコペニアとPPCsの関連に関しては他施設の協力を仰ぎ、多施設共同研究としても調査を進める計画を立てている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
想定よりも手術件数が少なく、解析対象者も少ない状況である。今後の進捗状況次第では研究期間の延長も視野に入れる必要がある。引き続き、目標症例数を目指して症例集積を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、目標症例数を目指して症例集積を続ける方針である。また、関連する後方視的研究に関しては学会発表や論文化を通して結果を報告していく。
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Causes of Carryover |
研究成果を発表予定であった学会に新型コロナウイルス感染により参加できなかったことが主な理由で次年度使用額が生じた。2024年度の学会参加費用に充当する予定である。
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