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2023 Fiscal Year Research-status Report

白血病抑制因子 LIFの筋衛星細胞及び筋肥大への影響-筋萎縮モデルマウスでの検討-

Research Project

Project/Area Number 23K16591
Research InstitutionTeikyo University of Science & Technology

Principal Investigator

相原 正博  帝京科学大学, 医療科学部, 講師 (90736472)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywords廃用性筋萎縮 / LIF / トレッドミル
Outline of Annual Research Achievements

研究計画調書の通りに実験を遂行している。今年度の研究では、①筋萎縮誘発モデルマウスの作成(C57BL6マウスに、ギプス固定法により廃用性筋萎縮を誘発した。ギプス固定は一側後肢を膝関節伸展、足関節底屈位で固定し、2週間不動化した)、②筋萎縮誘発モデルマウスに対する治療的介入の実施(治療的介入は、再荷重とトレッドミル運動)、③筋萎縮誘発および治療的介入マウスの生理学的解析(HE染色)・生化学的解析(各群の骨格筋中の LIF量を測定)を実施した。トレッドミル運動は,TREAT-NMDの標準作業手順書 (SOPs) (DMD_M.2.1.003)に従って2週間(1週/2回)実施した。全ての実験期間終了後に腓腹筋とヒラメ筋の摘出及び血液採取した。
2週間の不動化により、下腿三頭筋の筋萎縮誘発が認められ、再荷重やトレッドミル運動介入によってコントロール群と同程度まで回復が認められた。しかし、骨格筋重量はコントロール群よりも増加は認められなかった。骨格筋中のLIFのmRNAの発現量はコントロール群と比較して、筋萎縮群で2.4倍、再荷重1日群で1.8倍、再荷重14日群で4.7倍、トレッドミル介入群では1.4倍であり、筋萎縮誘発から再荷重期間を通して発現量が増加した。ウェスタンブロット法によるLIF量においても各群で変動を示した。
しかし、サンプル数が少なく研究結果の精査が必要であり、今後もサンプル数を増やす予定である。また、骨格筋萎縮から正常レベルまでの回復過程は検討出来ているが、骨格筋肥大の検討は未だ実施出来ていない。次年度以降は、骨格筋肥大の過程にも重点を置き研究を進めたい。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究計画調書で挙げた研究計画の遂行はおおむね進行している。しかし、LIFのタンパク質量の定量化やLIF関連要因の分析、サンプル数が少ない。また、骨格筋萎縮から回復過程は一部ではあるものの評価は出来ているが、骨格筋肥大のプロセスは未だ出来ていない。次年度以降でサンプル数の増加や骨格筋肥大のモデルマウス作成やプロセスの分析を進行したい。

Strategy for Future Research Activity

現状でサンプル数の増加と骨格筋肥大のモデルマウス作成やプロセスの分析が不足している。次年度に向けて、サンプル数増加を目指して、実験頻度を増加させる。骨格筋肥大モデルマウスは先行研究も参考にしながら、トレッドミル運動の強度変更、介入方法の変更検討を行っていく。

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Published: 2024-12-25  

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