2023 Fiscal Year Research-status Report
Prospective evaluation of lower limb function following limb-sparing surgery in patients with lower-extremity bone and soft tissue tumor
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23K16641
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
牧浦 大祐 神戸大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (40813944)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Keywords | 悪性骨軟部腫瘍 / 患肢機能 / リハビリテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、客観的尺度に基づいて下肢原発性悪性骨軟部腫瘍の患肢機能を前向きに調査し、下肢原発性悪性骨軟部腫瘍の患肢機能と社会参加や健康関連QOLとの関連を明らかにして、下肢原発性悪性骨軟部腫瘍における患肢機能の標準評価を開発することを目的としている。原発性悪性骨軟部腫瘍におけるこれまでの先行研究は、主観的尺度に基づいて横断的に調査された研究がほとんどであり、客観的尺度に基づいて前向きに調査することが本研究の独自性である。本研究では前向きに2年間の観察を予定しており、対象者の研究参加から観察終了まで長い時間を要する。そのため研究期間を5年間に設定し、2023年度と2024年度は、新規参加者の集積と既存の参加者のフォローアップ調査を行うことを計画した。2023年度の実績は、新しく4名が研究に参加し、既に参加している6名でフォローアップ調査を行った。フォローアップ調査を行った6名のうち4名は、2年間の観察期間を終了した。本研究は全体で15名の参加を予定しており、この集積は2023年度に達成した。本研究の対象である悪性骨軟部腫瘍は希少がんのため患者集積に難航が予想されたが、研究期間の前半で達成できたことは重要であり、本研究課題の進捗は順調である。次年度以降も全参加者で2年間の観察を目指してフォローアップ調査を継続し、全参加者の観察終了後に学会発表や論文を通じて研究成果の発信を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は15名の患者集積を予定している。この集積は2023年度に達成しており、研究期間内での研究の完遂は十分に可能であると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は当初の計画の通り進めていく。
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Causes of Carryover |
当初は学会参加のための交通費を含めて旅費を見積もっていたが、現地での学会参加が難しくなり、オンラインでの学会参加となったため交通費が不要となり、次年度使用額が生じた。この次年度使用額は、翌年度分の助成金と合わせて学会参加のための旅費として使用する予定である。
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