2023 Fiscal Year Research-status Report
足底感覚を用いた介入が下腿筋の脊髄興奮性と同時収縮の改善にもたらす効果検証
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23K16650
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
大古場 良太 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 助教 (30825253)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 足底感覚 / 歩行 / 知覚入力型インソール / 同時収縮 / 突起 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は,下腿筋群の賦活・抑制に寄与する突起貼付位置や突起の形態を検証するため,足底感覚入力の具体的方法について知覚部位(前足部/後足部,内側/外側など)や個数などの条件を複数設定し,下腿筋群の選択的な賦活および抑制に与える影響を調査する予定であった.しかし,研究代表者の所属変更等により,検証に必要な研究機器の整備に時間がかかり,十分な検証には至っておらず,パイロット段階である.突起位置の違いは,前足部の場合は蹴り出しによって腓腹筋の活動増加,後足部の場合は初期接地の教示となり前脛骨筋活動の増加が認められており,本結果をもとに更に突起条件を細分化し,過度な同時収縮に影響をもたらす設定を追究していく.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者の所属機関変更による研究機器等の整備や,他の研究課題のCOVID-19によるデータ計測の遅れ等により,本研究もデータ計測等に遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
パイロット研究の結果より突起の位置や形態などの条件を精査し,被験者を増やしてデータ計測していく.具体的には,知覚部位(前足部/後足部,内側/外側など)や個数などの条件を複数設定し,下腿筋群の選択的な賦活および抑制に与える影響を検証する.また,日常生活における影響について「立ち上がり」「立位保持」「歩行」を想定し,動作ごとに下腿筋群の選択的な賦活および抑制に与える影響も検証する予定である.
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Causes of Carryover |
研究環境整備の構築に時間がかかり,データ計測は未だ予定数に至っていない.そのため,本来の計画分のデータ数を計測するための消耗品や協力謝金,成果発表のための費用に使用する予定である.
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