2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of a Novel Strategy for Stroke Upper Extremity Rehabilitation Using Combined Mirror Therapy and Electrical Stimulation
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23K16655
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
青木 啓一郎 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (90787095)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | ミラーセラピー / 電気刺激 / 脳卒中 / 上肢 / 運動麻痺 |
Outline of Annual Research Achievements |
脳卒中の上肢運動麻痺において、ミラーセラピー、対側制御型機能的電気刺激(CCFES)、CI療法、運動療法によるリハビリが行われるが、現状では重度な上肢の運動麻痺が改善するまでに至っていない。この中で、ミラーセラピーとCCFES が異なる神経生理学的プロセスに基づく手法である点に着目すると、両者を併用した治療介入はシナジー効果を有する可能性がある。そこで、本研究の目的は1)重度な上肢運動麻痺症例に対してミラーセラピーとCCFESを併用する複合的リハビリストラテジーを構築するとともに、2)同ストラテジー施行例に対して機能的磁気共鳴画像もしくは脳波測定をしてその有効性に神経科学的裏付けを付与することを目的としている。 令和5年度は、昭和大学の倫理委員会を通して、1)の研究を開始している。対象者は昭和大学藤が丘リハビリテーション病院、昭和大学横浜市北部病院、昭和大学江東豊洲病院の3病院にてミラーセラピー、対側制御型機能的電気刺激(CCFES)、両者を併用した介入研究を実施している。 令和6年度も介入研究を継続していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
倫理委員会の承認が得られ、予定通りデータ収集を開始できている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、データ収集を継続し、ミラーセラピーおよび対側制御型機能的電気刺激(CCFES)の両者を併用した介入研究を継続する。介入結果を分析し、学会発表、論文投稿を進めていく。その後、同ストラテジー施行例に対して脳波測定をしてその有効性に神経科学的裏付けをするための研究を実施する。
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Causes of Carryover |
令和5年度使用しなかった残金の理由(次年度使用額が生じた理由)は、電気刺激装置で使用する消耗品を予定よりも少なく使用したためである。したがって、その残金と令和6年度の経費は物品費(電気刺激装置の際に使用する消耗品)、国際学会(第8回アジア太平洋作業療法学会、Neuroscience 2024)で発表を2つ予定しているため、旅費および参加費(その他)に使用する予定である。
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Research Products
(3 results)