2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23K16774
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
野島 伊世里 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (10827398)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 皮膚老化 / エクソソーム / SIRT1 |
Outline of Annual Research Achievements |
加齢によって表皮ケラチノサイトで長寿遺伝子Sirt1の発現量は低下するが、Sirt1活性化薬の投与で皮膚老化が低減すること、SIRT1の発現低下による細胞老化にSASPと呼ばれる細胞からの分泌物が関与することが確認された。このため本研究では、表皮ケラチノサイトからの分泌物であるエクソソームの皮膚老化への作用及び作用機序を調べることを目的としている。 表皮ケラチノサイト初代培養細胞で老化を誘導するため、継代による細胞老化(複製老化)モデルは既に確立している一方で、複数の細胞老化モデルを作ることを目的として、RAS遺伝子の活性化によるがん遺伝子誘導性細胞老化モデルや、放射線照射によるDNA損傷を介した細胞老化モデルの確立を試みた。しかし細胞老化マーカーであるp16やp21の発現上昇、SA-β-GAL染色陽性細胞の増加、細胞増殖抑制といった細胞老化の所見が確認されなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究を進める上で必須である細胞老化モデルが1種類しか確立できていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
細胞老化モデルの検討を引き続き行い、並行して既に確立しているモデルを用いて研究を進めていく。
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Causes of Carryover |
研究進捗状況が当初想定していたより遅れており、必要な試薬等の購入ができていないため。
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