2023 Fiscal Year Research-status Report
Longitudinal change with aging for water requirement evaluated using stable isotope
Project/Area Number |
23K16780
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
渡邉 大輝 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助教 (90894501)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 水代謝回転 / 二重標識水法 / 年齢 / 身体活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
一部の食事ガイドラインでは成人の 1 日あたりの水分必要量が定められているが、高齢者に対する必要量は明確に定義されていない。二重標識水法で評価した水代謝回転量と食品や飲料から水分摂取量に関連する要因はわかっていない。我々はこれらの要因を調査することを目的とした。この横断研究には福岡市に住む54-85歳の57名の参加者が含めた。我々は二重標識水法を使用して水代謝回転量と食品や飲料から水分摂取量を評価した。食事摂取量と身体活動量は、それぞれ 3 日間の食事記録法と検証済みの三軸加速度計を使用して評価した。空腹時に取得した血液・尿成分、気温や湿度などの環境条件のデータも取得した。水代謝回転量と食品や飲料から水分摂取量の中央値は、それぞれ 2,842 ml/日と 2,227 ml/日でした。これらの変動を説明する要因として、性別、体重、中強度以上の身体活動量、食事記録法から推定した水分摂取量、尿中アルドステロン、浸透圧、クレアチニンクリアランス、WBGTなどの変数によって適度に予測されました。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
研究①として考えていた、二重標識水法で評価した水代謝回転量と関連する要因に関する研究の原稿を作成し、科学雑誌に投稿している。この研究で明らかになった要因は、加齢に伴う水必要量の変化が引き起る理由の一部を説明できる可能性があるため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、投稿している原稿を掲載させることを第一優先に考える。その後、縦断研究により水必要量の加齢に伴う変化やその要因についての検討を開始する。これまでの知見から、二重標識水法で評価した水代謝回転量の要因を説明するためには、24時間蓄尿検査が重要であるため、こちらも同時並行で解析を進めたい。
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