2023 Fiscal Year Research-status Report
Tactile Display Technology Utilizing Photoacoustic Effects and Vibration Propagation Control through High-Resolution Light Irradiation
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23K16918
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
平木 剛史 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (40831326)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 触覚ディスプレイ / 熱弾性効果 / 空中触覚 / 短パルスレーザー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、高解像光照射による光音響効果を利用することで、高解像・高設計自由度な触覚ディスプレイを実現する。また、この触覚刺激提示技術を用いてヒューマンインタフェースを実装し、その有用性をユーザ実験を通じて検証することで、革新的な触覚提示技術基盤として構築する。 本年度は、プロジェクタの開発と光音響伝播の基礎的な特性について調査を実施した。具体的には、ナノ秒レーザー光を走査可能なプロジェクタシステムを開発し、これを用いて、アクリル素材に対してレーザー光を照射する実験を実施した。ここで、レーザー光のエネルギー量やパルスレートといったパラメータを変えた時の弾性媒体の振動の測定を行った結果、制御入力に応じた強度・周波数の振動が生じることを確認した。これにより、高空間解像度をもちつつ様々な周波数・強度の振動触覚刺激を空中で提示可能な技術の原理検証が実施できた。 加えて、レーザー光を用いた力覚提示技術や、触覚提示と内受容感覚の関係性に関する検討も実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本研究で実現する触覚振動提示の原理検証とそれに関連する研究群について、国際会議発表3報、国内会議発表1報という成果を得ており、当初の計画以上に進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
光音響伝播のための構造設計についての研究について、論文発表につなげられるよう引き続き取り組んでいく。
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Research Products
(4 results)