2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of a co-design method for solving social innovation using a latent-needs-verse and technology database
Project/Area Number |
23K17155
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
田岡 祐樹 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 助教 (50845766)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 共創デザイン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は「潜在課題当事者の姿をありありと想像させることで,当事者視点の議論を可能にする「潜在課題バース」と技術の活用を促進する「技術データベース」に基づく共創デザイン手法の提案と評価」とする. 2023年度は、ライフログ収集・分析手法により収集されたデータがデザイナーによる課題探索に与える影響の解析を実施した。解析は収集されたデータ、データに基づきデザイナーがユーザーに対して実施したインタビュー、デザイナーが収集されたデータに対して抱いた印象の観点から評価した。また、社会が抱える課題を複数のインタビューやワークショップの情報をとりまとめることで解析し、潜在課題カードとしてカードを制作した。制作したカードは約30名の参加者に対するワークショップを通して評価した。潜在課題カードは課題を抱えている人の視線に立つことを支援することが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
定量・定性データを組み合わせたデータに対するデザイナーの評価を分析した他、潜在課題バースとしてカードを作成した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の方向性としては、デザイナーがより利用しやすい形式で定量・定性データを可視化する方法を探索することや、技術データベースの制作とその提示方法の探索が挙げられる。
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Causes of Carryover |
国際学会などでの研究発表を実施しなかったため。次年度では、国際学会での研究発表や研究員の雇用による研究の推進を通じて研究費を利用することを計画している。
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