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2023 Fiscal Year Research-status Report

ユーザの日常生活を深く探るカメラ活用フィールドワーク手法の体系化と提案

Research Project

Project/Area Number 23K17156
Research InstitutionTokyo University of Science

Principal Investigator

高島 健太郎  東京理科大学, 経営学部国際デザイン経営学科, 講師 (90805566)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Keywordsフィールドワーク / ユーザリサーチ
Outline of Annual Research Achievements

本研究の大きな目標はユーザリサーチのフィールドワークにおいてインサイトを得るために有効なカメラの利用可能性を探索することである.具体的には既存のカメラ活用手法の様々なバリエーションを「視点の保有者」「意味を見出す主体」という2点について,ユーザと調査者の役割分担の観点から整理した上で,ユーザが装着した一人称視点カメラ映像に対して調査者が意味を見出しシャッターを切る手法を提案し,他手法との比較により有効性を明らかにすることである.
本年度はカメラを用いたフィールドワーク手法に関する先行研究のサーベイを行うとともに,実験で用いる予定のデータセットの一部を作成した.具体的には前者については様々なユーザリサーチ手法をその特徴と共に整理した.また製品・サービス開発の文脈でフィールドワークを行う意義についても再度まとめた.ビデオを用いる手法についてはParticipatory Video Methodについて理解を深めた.後者については一人称カメラを用いて自分のワークスタイルを撮影してデータセットを作成した.またこれらのデータセットを自分で第三者の視点で見直し,どのような意味付けが考えられるかを検討した.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

2023年度に大学を転籍し,新しい環境での研究環境のスタートアップと授業の準備に時間がかかったため,十分なリソースを割くことができなかった.

Strategy for Future Research Activity

当初の計画通りの流れでカメラを用いたフィールドワーク手法の文献調査と提案,効果検証を実施していく.ただし,昨今の生成AIの性能の向上と普及を受け,カメラ画像の分析の際にこれを活用するメリットが大きいと考えている.「意味を見出す主体」である分析者が人間である意義についても検討・議論していく必要があると考えている.

Causes of Carryover

予備的実験用のカメラ器材を購入したものの実験まで至らなかったため,実験環境がを完成さえるための費用,結果データ分析のための費用が生じなかった.来年度は予備実験を実施することによりこの予算を使用したいと考えている.

URL: 

Published: 2024-12-25  

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