2023 Fiscal Year Research-status Report
公と民の協働による持続可能な公共図書館経営の基礎的研究
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23K17163
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Research Institution | Josai University |
Principal Investigator |
鈴木 一生 城西大学, 経営学部, 助教 (40963129)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 公民協働 / 公共経営 / 特別目的政府 / 公共図書館 / 事例分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、図書館区による「公」と「民」の協働を基盤とした持続可能な公共図書館経営の実態を詳細な事例分析によって明らかにすることである。具体的には、地域住民から構成される委員会が図書館区におけるサービス提供にどのような影響を与えているのかを文献調査とインタビュー調査を通して解明する。そして、本研究の成果に基づき、現在日本及び国際的にも活発に議論されている「図書館経営における住民参加」の利点と欠点を提示し、公民協働の今後の展望を示す。2023年度は、特別目的政府である図書館区による「公」と「民」の協働を基盤とした公共図書館経営の実態を解明するために、主に文献調査を実施した。具体的には、データベースを中心としたオンラインでの広範な資料収集・分析によって図書館区における公民協働の理論的基盤を解明するための調査である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初、2024 年7 月から米国オレゴン州における事例分析対象館での半構造化インタビューを実施する予定であったが、歴史的な円安によって当初の想定よりも支出の大幅な増加が見込まれるため、滞在期間や時期を見直すこととした。そのため、まだ事例分析対象館での半構造化インタビューの実施に向けて調査対象館の図書館委員会メンバーや館長、図書館職員と予定の調整も実施できていないため、やや遅れているとの進捗状況と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度、米国オレゴン州における事例分析対象館での半構造化インタビューを実施するため、事例分析対象館での半構造化インタビューの実施に向けて調査対象館の図書館委員会メンバーや館長、図書館職員と予定を調整する。
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Causes of Carryover |
2024年度の米国オレゴン州における実地調査では、歴史的な円安によって当初の想定よりも支出の大幅な増加が見込まれるため調査活動に必要な物品(パソコン)については、中古品を購入するなど可能な限り、旅費に充てられるように支出の削減に努めたため。
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