2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of basic technology for evaluating radiation exposures with various postures in BNCT
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23K17237
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Research Institution | Osaka Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
柿野 諒 大阪医科薬科大学, 医学部, 特別職務担当教員(助教) (00908379)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | ホウ素中性子捕捉療法 / BNCT / 全身被曝 / モンテカルロシミュレーション / 医学物理学 |
Outline of Annual Research Achievements |
頭頸部癌に対するホウ素中性子捕捉療法(BNCT)は,照射野外に散乱される中性子フルエンスが大きいという弱点があり,患者を可能な限り照射孔に近づける必要がある.照射部位に応じて臥位や座位など患者毎に大きく異なる設定体位となる.放射線防護の観点から,全身被曝線量は設定体位ごとに異なると考えられる.本研究を通して,BNCTにおける様々な体位変形に対応した被曝線量評価の基盤技術を確立することを目指す.本手法を応用することにより,様々な体位設定に対する被曝線量の把握が可能となることが期待される.
2023年度では,BNCT照射室全体のシミュレーションモデルを開発し,人体模擬ファントム内部の危険臓器相当部位に対する中性子反応率とγ線線量の妥当性評価を行った.この結果より,照射室全体のモデルが全身被曝線量評価の計算に有用であることが示唆された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
育児休業による研究の中断により,当初予定していた研究実施計画を変更しなければならなかった為,次年度使用額が生じた.学会参加費,モーションキャプチャシステムの購入等に使用する予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
BNCT照射室の計算モデルの妥当性評価を終えたため,放射線防護領域で良く用いられる人体メッシュファントムのBNCT体位変形技術の開発,及び,計算モデルに組み込んで,全身被曝線量を算出することを目指す.
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Causes of Carryover |
育児休業による研究の中断により,当初予定していた研究実施計画を変更しなければならなかった為.
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