2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results
特異な音響空間内における音を知覚する体験の設計とその配信技術の開発
Project/Area Number |
23K17267
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 1:Philosophy, art, and related fields
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
城 一裕 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (80558122)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 琢也 京都芸術大学, 芸術学部, 講師 (00793663)
伊藤 隆之 公益財団法人山口市文化振興財団, 山口情報芸術センター, YCAM InterLab課課長 (10793656)
中上 淳二 公益財団法人山口市文化振興財団, 山口情報芸術センター, YCAM InterLab課職員 (20793631)
安藤 充人 公益財団法人山口市文化振興財団, 山口情報芸術センター, YCAM InterLab課職員 (40563341)
牧野 豊 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (80945080)
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Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2026-03-31
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Summary of the Research Project |
本研究は、音響測定設備として人工的に作られた空間である無響室と残響室において直接的に音を知覚する体験を、現代の作家との共同により設計・制作すること、そして、その体験を配信する技術を開発することを目的とするものである。本研究により、「音を知覚する」ということの意味を問い直すことや、音を知覚する体験のパラダイムシフトが期待される。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
無響室と残響室という特異な音響空間を用いて「音を知覚する」ことの意味を問い直すという目的が十分に達成される場合には、哲学的な意義が大いに期待される。芸術とデジタル技術の協働により新たな知覚体験を生み出すことには、音や音楽に関する従来とは異なる観点が生まれる潜在性がある。社会への還元も多様な形で想定されている。
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