Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
本研究は微分幾何学を基盤とした数理モデルに基づいて生物の運動形態を取り扱う力学理論を構築し、ソフトロボットの設計と結びつけることを目的とした研究である。応募者の専門分野である高度な数理モデルにより植物を詳細に模倣して有限要素解析による数値解析を可能にし、空気圧や磁場によりソフトロボットの動きを制御する内容である。
非線形性や膨潤といったソフトマテリアル固有の特徴を考慮できる理論の発展は材料力学分野の学術的発展をもたらし、また確かな力学理論から設計の枠組みが与えられることにより、ソフトロボットの開発にも大きく寄与することが期待できる。また、バイオミティクスとソフトロボティクスの融合研究に加えて、近年、進歩が著しいデジタルツインや3Dプリンターの技術を適用した先進的な取組みである。