Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
COVID-19の感染拡大は落ち着きつつあるものの、新たな感染症の拡大に備えて飛沫・飛沫核の粒径分布・運動特性と蒸発特性の解明は重要な課題である。応募者は室内環境における呼吸器の感染リスクを評価する先駆的な既存研究を発展させ、人の呼吸活動による3次元気流の特性と飛沫の蒸発特性を実測により解明することを目指している。
光の干渉現象を用いた飛沫の蒸発特性把握など、実験から得られた基礎データ蓄積と、CFDを用いた飛沫・飛沫核の拡散解析を高度化することは挑戦的であり、室内環境工学のこれまでの学術の体系や方向を大きく変革、転換する成果が期待できる。