Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
5年前に発見された、有機物として最大の比誘電率、固体強誘電体と同様の高い自発分極を持ちながら、液体的流動性を有する新しい液晶の一種「強誘電体ネマチック」を用いて、革新的なソフト・エレクトローメカニカル素子を実現しようとする研究である。
いくら変形しても強誘電性を保ち続けるなど、従来材料にはない性質を活かしたデバイスが実現すれば、全く新しい応用に繋がる可能性があり、社会に与えるインパクトは大きい。素子応用を目指し、流動性ある材料の固定や電場駆動流動の物理機構解明に取り組むことで、この新しい材料の未知の物性が明らかとなることが期待される。