2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23K17376
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
丸山 健太 愛知医科大学, 医学部, 教授 (60724119)
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Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2027-03-31
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Keywords | 大腸癌 / 腸内細菌 / 液性因子 |
Outline of Annual Research Achievements |
大腸癌の進展に腸内細菌が関わっていることは論を待たないが、その全貌は依然として不明な点が多い。申請者らは、腸内細菌由来の特定の液性因子が大腸癌の進展を調節していることを示唆する証左を得た。当該液性因子は、腸内細菌から分泌された直後の形態のままでは大腸癌の進展に影響しないが、特定の界面活性物質の経口投与によってその性質を変化させ、強力な大腸癌抑制作用を発揮するようになる。本年度は、経口投与可能な当該液性因子の産生を促進させる化合物のin vitroスクリーニングに着手し、有望な化合物を複数得ることに成功した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
大腸癌増殖抑制作用を持つ液性因子の前駆体の産生を腸内細菌に誘導できる化合物のin vitroスクリーニングに着手し、有望な化合物を複数得ることに成功したため。
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Strategy for Future Research Activity |
申請者らが見出している腸内細菌由来の液性因子が大腸癌の進展を抑制する分子メカニズム解明をすすめると同時に、腸管内における当該液性因子の量と性質を経口医薬を用いて制御する方法を探索することで、これまでにないまったく新しい大腸癌の予防/治療を可能にする技術開発をすすめてゆく。
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Causes of Carryover |
研究機関の異動 (生理学研究所⇒愛知医科大学医学部) に伴い、研究計画に遅れが生じた。
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