2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results
プログラムされた染色体削減の分子機構と生理的意義の解明
Project/Area Number |
23K17400
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 44:Biology at cellular to organismal levels, and related fields
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
杉本 亜砂子 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (80281715)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊地 泰生 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (20353659)
|
Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2026-03-31
|
Summary of the Research Project |
体細胞において染色体の特定領域が削減されるという現象の存在が、一部の生物では古くより知られていた。本研究ではこの「プログラムされた染色体削減」の分子機構と生理的意義を解明するため、線虫C.elegansと近縁種を用いたゲノム比較、遺伝子操作、ライブイメージングの統合的なアプローチを計画している。さらに、この分子機構を応用した染色体編集ツールの開発も目指している。
|
Scientific Significance and Expected Research Achievements |
本研究は応募者独自の発見にもとづいた独創的な計画である。その発見から130年以上未解明であった体細胞での染色体削減の生理的意義が明らかになれば、進化学的な側面も含め、学術的に強いインパクトをもたらす。また、この分子機構を応用した染色体編集ツールの開発が実現すれば、より広い分野への影響が期待される。
|