2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results
両X染色体活性化を介した女性腫瘍の悪性化機構の解明と治療への応用
Project/Area Number |
23K17419
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 50:Oncology and related fields
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
北川 雅敏 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50294971)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大畑 樹也 浜松医科大学, 医学部, 助教 (80616459)
丹伊田 浩行 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (20336671)
酒井 聡 浜松医科大学, 医学部, 助教 (50566081)
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Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2027-03-31
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Summary of the Research Project |
女性体細胞のX染色体の一方は不活性であるが、乳がんの一部では両X染色体が活性化する。本研究は、両X染色体が活性化した乳がん細胞では、相同組換え効率が減少することで、悪性度が高く、さらにはPARP阻害剤などがより有効である、との仮説を検証する。その達成のため、マウスモデル、がん細胞およびヒト検体を用いて実証実験を計画している。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
両X染色体が活性化しているメスES細胞で相同組換えの効率が低いとの独自な知見を基盤としており、高い独創性を有する研究である。また研究計画も明確であり、円滑な研究の推進が予想される。本研究の遂行により、女性がんの新たな悪性化機構が解明され、その知見を利用した治療戦略へと発展が期待できる。
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