2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results
胎児期および生後の環境によるエピゲノム変化がASDの症状多様性に与える影響の解明
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23K17440
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 58:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
岸 玲子 北海道大学, 環境健康科学研究教育センター, センター特別招へい教授 (80112449)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮下 ちひろ 北海道大学, 環境健康科学研究教育センター, 客員研究員 (70632389)
小林 澄貴 独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所, 化学物質情報管理研究センター疫学研究部, 任期付研究員 (10733371)
伊藤 佐智子 北海道大学, 環境健康科学研究教育センター, 客員研究員 (90580936)
須山 聡 北海道大学, 大学病院, 特任助教 (70758581)
山崎 圭子 北海道大学, 環境健康科学研究教育センター, 特任講師 (60732120)
山口 健史 北海道大学, 環境健康科学研究教育センター, 特任准教授 (80894972)
岩田 啓芳 北海道大学, 環境健康科学研究教育センター, 特任准教授 (60898378)
東條 真希 北海道大学, 環境健康科学研究教育センター, 特任助教 (40978011)
KETEMA RAHEL・MESFIN 北海道大学, 保健科学研究院, 特任助教 (60964822)
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Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2026-03-31
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Summary of the Research Project |
ASDのSpectrum様症状は遺伝的要因だけでなく、胎児期・生後の環境によるエピゲノム変化が関与すると考えられるが、これまで検討されていない。本研究は、思春期・青年期以降まで追跡している出生コホートを用い、ASD症状を長期間観察した上で、発症年齢も含めたSpectrum様症状へのエピゲノム変化による影響を見出すことを目的とする。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
本研究はASDを分子生物学的メカニズムの観点から解明しようとする研究であり、学術的意義が認められる。本研究により、エピゲノム変化を用いた疾患バイオマーカーの開発、これまでの行動的特徴による診断から疾患バイオマーカーという客観的指標による診断への移行、ASDの新たな疾患分類など、これまでの疾患概念の変革や転換、社会貢献の可能性が期待される。
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