2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results
認知症超早期診断に資する血中病因タンパク質検出のための脂質膜イムノセンサ基礎技術
Project/Area Number |
23K17476
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 90:Biomedical engineering and related fields
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
野田 実 京都工芸繊維大学, 電気電子工学系, 教授 (20294168)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山門 穂高 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (10378771)
澤村 正典 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (60852423)
島内 寿徳 岡山大学, 環境生命自然科学学域, 准教授 (10335383)
寒川 雅之 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (70403128)
福澤 理行 京都工芸繊維大学, 情報工学・人間科学系, 准教授 (60293990)
WERNER Frederik 京都工芸繊維大学, 電気電子工学系, 助教 (90791434)
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Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2026-03-31
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Summary of the Research Project |
本研究の目的は、血液サンプルを利用し、認知症を来す疾患の原因タンパク質を判別、識別する新規センサ技術を開発することである。応募者はすでに独自のセンサ技術を有しているが、本研究では抗体様低分子の導入やプリオン様原因タンパク質の重合体の濃度増幅など、工学に生物学を融合させた独自のアイデアで高性能の判別能力を有するセンサ技術の開発を目指している。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
本研究では凝集原因タンパク質に着目しており、この点は新規性が高い。また、凝集性タンパク質をデバイス上で増幅する技術の実現性は高く、多機関、異分野の研究者によって組織化された学際的研究である。そして、目的としているセンサ技術の開発が達成できれば、認知症の超早期診断に応用できるとともに、認知症の予防・治療戦略の発展に資する可能性もあり、本研究の波及効果は大きいと思われる。
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