2023 Fiscal Year Research-status Report
Comparative study of national integration and the politics of representation of ethnic Chinese in Southeast Asia in the Cold War Era
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23K17535
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Research Institution | Shokei University |
Principal Investigator |
黄 蘊 尚絅大学, 現代文化学部, 准教授 (10387384)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松村 智雄 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 講師 (30726675)
福岡 まどか 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (40379318)
下條 尚志 神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (50762267)
宮原 曉 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 教授 (70294171)
山本 博之 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (80334308)
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Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2026-03-31
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Keywords | 冷戦期東南アジア / 中国系移民 / ナショナリズム / エスニシティの表象 / 文化実践 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度においては、本科研のメンバーはそれぞれ東南アジア華人の芸能、映画にみられる表象、教育問題、宗教実践などについて文献調査と現地調査を行った。具体的に、マレーシアの映画における華人の表象、インドネシアの華人団体の活動についての文献調査、またベトナムメコンデルタ・ソクチャン省における華語学校・教育政策についての現地調査、ホーチミンの華人カトリック教会についての現地調査が実施された。 今年度では、これからそれぞれが行う予定の研究テーマにかかわる前段階となる調査、資料収集がメインであり、今後に向けてのよい下積みができたと考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度では、東南アジア華人の芸能、映画にみられる表象、教育問題、宗教実践などについて科研メンバーはそれぞれ文献調査、現地調査を実施した。一部では以前の研究テーマのさらなる延長となる調査ができたり、また新しいテーマでの調査が展開されたりして、全体的に研究はおおむね順調に進展しているといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策としては、まず科研メンバーによるそれぞれの研究成果の共有を行う予定である。新しい研究テーマで研究を推進したメンバーに関しては、その他のメンバーに対して、最新の研究成果の報告・共有を行い、相互に連携しながら今後の研究を進めていきたいと考える。 今年度では、インドネシアで開催される第13回国際アジア研究会議にメンバー3名が発表を行うと同時に、インドネシアでの現地調査も共同で行う予定である。
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Causes of Carryover |
メンバーの中に個人的な事情により、今年度予定していた現地調査を実行できず、文献調査のみを行ったため、一部の研究費を使用できなかった。そのため、今年度の一部使用予定の旅費を次年度に繰り越し使用する予定である。
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