2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23K17649
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Research Institution | National Institute of Information and Communications Technology |
Principal Investigator |
林 正道 国立研究開発法人情報通信研究機構, 未来ICT研究所脳情報通信融合研究センター, 研究員 (50746469)
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Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2025-03-31
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Keywords | 共感覚 / 脳機能イメージング / 経頭蓋磁気刺激 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、まず輝度とピッチの共感覚的対応づけに関わる神経基盤を明らかにする。しかしながら、当初予定していた実験パラダイムで予備的実験を検討する中で、当初想定していた実験パラダイムでは、視覚刺激に対して実験参加者が積極的に言語ラベルを付与するといった方略を取った場合、目的とする共感覚的対応付けに固有の脳活動の変化と固有でない脳活動を区別できない可能性があるとの気付きに至った。そのため、新たに統制条件となる実験課題を、先行研究の再調査も行いながら、検討することとした。その結果、言語ラベルを積極的に用いる課題を併用することとし、この問題を回避することとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初想定していた実験課題の問題点を発見し、その問題を回避するための統制条件の策定に時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
当該年度に発見した問題点については、新たに統制課題を用意することで回避することができるとの結論に至ることができた。今後はこの新たな方針で行動実験を進め、準備が整い次第、脳機能イメージング実験へ移行する。
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Causes of Carryover |
新規統制課題の策定に注力したため、物品、旅費、人件費・謝金、その他の支出が生じなかった。次年度に実験を持ち越して実施するため、必要な物品の購入や、被験者謝金、成果発表関連の支出は、次年度に行う予定である。
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