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2023 Fiscal Year Research-status Report

先端環境観測技術を応用した長期音響暴露反応に基づく動物の行動管理法の構築

Research Project

Project/Area Number 23K17778
Research InstitutionKanagawa University

Principal Investigator

森 淳一  神奈川大学, 工学部, 助教 (80751180)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 朝倉 巧  東京理科大学, 創域理工学部機械航空宇宙工学科, 准教授 (60778207)
森長 誠  大同大学, 工学部, 講師 (70536846)
辻村 壮平  茨城大学, 理工学研究科(工学野), 准教授 (80409458)
Project Period (FY) 2023-06-30 – 2026-03-31
Keywords音響暴露実験室実験 / 指向性スピーカの検討 / システムの構築 / 常時モニタリングシステム整備 / 実験条件検討
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、動物を対象とした音響暴露の実験室実験を行い、音信号を用いた動物の行動管理法の構築を目指している。本研究のアウトラインは準備、実験、実証の3年計画で構成され、実験は京都動物検査センター管理の下、センター敷地内の鶏舎で実施する。この実施場所の視察、状況確認等を今年度3回にわかって、実施した。初年度の準備段階では、実験室を完成するべく、鶏舎天井に設置する予定の指向性スピーカを厳選し、その指向特性を無響室において計測した。それらのスピーカから任意の試験音をスケジュール・リモート再生できるシステムの構成を目指し、2台のpcから自動再生できるシステムの外殻が完成した。ゲージ内における試験音の音圧分布は、数値計算によって正確に確認し、スピーカの理想的な設置位置や方向を検討した。さらに鶏舎天井に設置する魚眼カメラ、ゲージに取り付けるマイクロホンも調達し、ウズラの行動と鳴声の常時モニタリングシステムのほとんどが整った。
現時点では、当該施設の施工、ウズラの事前飼育に向けて、諸々の日程調整を進めていて、今夏の8月に施工完了ならびに随時実験を開始する予定である。
上記調整を進める一方で、先行・類似研究等の文献調査を進め、ウズラが不快と感じる音(猛禽類鳴声、機械騒音、合成音等)ならびに誘引の可能性がある音(同種族鳴声、自然環境音、合成音等)を準備した。また、各試験音の適正な再生音圧レベル、継続時間、提示間隔、周波数帯域、提示期間等の実験条件も調整した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

機器の調達、実験施設の借用等の調整事項について、見積がなかなか届かない人的影響を受けた。また、数値計算担当者と長い時間連絡が取れず、それが影響した。

Strategy for Future Research Activity

今夏には、実験施設を完成させ、所望の実験が開始できる手筈となっている。実験としては、実証試験は実施せずに、実験室実験に絞り込み、より有益な試験条件を追加する予定である。

Causes of Carryover

動物実験として対象とするウズラの個体を変更・飼育が必用であることと、実験室として使用した鶏舎における実験装置の撤去清掃が必用であるため。

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Published: 2024-12-25  

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