2023 Fiscal Year Research-status Report
Elucidating the molecular basis of tumor-host interactions that induce neurogenesis in the host brain
Project/Area Number |
23K18134
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中嶋 悠一朗 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 講師 (90782152)
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Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2025-03-31
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Keywords | 腫瘍 / ショウジョウバエ / 宿主 / 神経新生 / 転移 |
Outline of Annual Research Achievements |
がんの進展には、腫瘍と末梢神経系との相互作用が寄与することがわかってきた。一方、脳における神経新生が、がんに共通した応答である可能性が示唆されているものの、腫瘍が遠隔地の脳で神経新生を誘導するメカニズムは明らかでなく、脳の神経新生ががんの進展に与える役割も未解明である。本研究では、申請者が確立したショウジョウバエ脳転移モデルで見られる「宿主脳での神経新生」に着目して、腫瘍-宿主脳間の相互作用を体系的に明らかにすることを目指す。 初年度は、宿主脳および腫瘍由来因子を同定するためのサンプル作り、特に条件検討を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
宿主脳を使ったシングルセル解析や腫瘍由来の因子を比較解析するためのサンプル作製に条件検討が当初想定したよりも必要であり、時間を要しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き宿主脳の神経新生する細胞群と神経新生を誘導する因子の同定を次世代シーケンスやマルチオーミクス解析、遺伝学的スクリーニングを組み合わせることで進めていく。
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Causes of Carryover |
当初予定していた次世代シーケンス、特に宿主脳でのシングルセル解析を実施できていないため。次年度使用額を用いて、次年度に遂行予定である。
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[Presentation] Nutrient-dependent dedifferentiation in the midgut epithelium promotes adaptive growth in Drosophila2024
Author(s)
Nakajima, Y. Nagai, H., Nagai, LAE, Tasaki, S., Nakato, R., Miura, M.
Organizer
The Allied Genetics Conference -Bringing Genetics Together- (TAGC24)
Int'l Joint Research
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