2023 Fiscal Year Research-status Report
3R Innovation through InVitro2InVivo.
Project/Area Number |
23K18493
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
下野 昌宣 大阪大学, 大学院情報科学研究科, 招へい准教授 (30552137)
|
Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2025-03-31
|
Keywords | 神経 / 生成 / スパイク / 脳 / 時系列 / 多細胞 / in vitro / in vivo |
Outline of Annual Research Achievements |
In vitroのデータにおいて、異なる領域間でデータ生成をした研究がCommunications Biologyに無事に出版された。これにより、研究の軸をin vivoの生成に集中させることができるようになった。 In vivo側で用いるデータに関しては、自身で計測して検証を行うものに、外部から受け取る方策の方がサンプル数の確保が効果的に行える事前には得ていなかった情報が判明したため、その外部機関のデータ共有の期日を待つ方針を取った。その間、解析手法に関して、さまざまな手法を検討-評価し、選定を慎重に進めてきた。先日、その共有が可能となった旨の知らせを受け、シェアされたデータへの適用を進めてゆける段階に入った。また、DNNでスパイクデータを圧縮する研究においての進捗があり、その論文は期間中に出版できることが、射程に入った。広く見たときに、疾患データの分析も重要度が高く、そちらでの成果が先行する可能性もある。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
解析を行うデータについて、予定の変更があったため、研究時間との兼ね合いでは、多少、厳しい側面が見えてはいるが、シェアされるデータを用いることで、自分達では到達できない深掘りをした研究が行えることが予想されるため、長期的には正しく、より発展的な方向で研究が進んでいると考えられる。
|
Strategy for Future Research Activity |
上に示したシェアされたデータを、自分達のデータと統合して分析をし、多面的な検証を行う。特に、自発活動の生成だけではなく、課題遂行時の誘発活動の生成も行うことを積極的に行う。 将来的に、データの相互生成を通じてデータ間の類似度を評価するとともにデータの欠損を埋めあうことが自然な延長として描ける学問-技術体系の構築を進められるように研究を発展させたいと考えている。
|
Causes of Carryover |
自分達で計測するのではなく、シェアされているデータを活用する方針を選んだことで、実験計画に変更が加わった。そして、もう少し状況が定まってから、実験の消耗品や解析サーバーの補強への資金の使用方針を決める方が良いと判断された。
|