2024 Fiscal Year Annual Research Report
河川魚の流域ネットワーク構造を最新の地球化学分析・遺伝子解析から明らかにする
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23K18539
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| Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
太田 民久 富山大学, 学術研究部理学系, 講師 (60747591)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 拓哉 京都大学, 生態学研究センター, 准教授 (30456743)
飯塚 毅 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (70614569)
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| Project Period (FY) |
2023-06-30 – 2025-03-31
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| Keywords | 耳石ストロンチウム同位体比 / 遺伝子解析 |
| Outline of Annual Research Achievements |
研究期間内で耳石ストロンチウム同位体比の分析結果とストロンチウム同位体地図を比較することで、長良川において降海型のサツキマスが河川生活期にメインで利用する支川およびその年変動を推定した。今年度はその結果に加え、近親標識再捕法(CKMR法)を用いて2019年から2021年の長良川における降海型サツキマスの有効集団サイズを推定した。その結果、比較的サンプル数の多かった2023年において有効集団サイズが高精度で推定することができた。その結果と、耳石同位体分析によって推定した各降海型サツキマスの出生河川を比較計算することで、各支川においておよそ何匹の降海型サツキマスが生産されたかを推定することができた。 また、琵琶湖においても放流された国内外来種である降湖型のサツキマスがどの河川において定着・産卵しているかを、耳石ストロンチウム同位体比と琵琶湖に流入する河川のストロンチウム同位体地図を比較することで推定した。それにより、在来種であるビワマスとのハビタットの重複がどの程度生じているかを可視化することができた。しかし、水のストロンチウム同位体比が似通っているハビタット間では上手く推定することができなかった。しかし、その推定に核遺伝子の解析データを加えることで、その見分けが可能になることが分かった。これらの結果から、遺伝的手法と耳石ストロンチウム同位体比分析手法を組み合わせることで、河川魚の生態をより精度良く推定することが可能であることが分かった。
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