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2023 Fiscal Year Research-status Report

慢性ストレスによる自然免疫記憶を介した骨髄-脳連関メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 23K19454
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

山口 勇太  神戸大学, 医学研究科, 特命助教 (10983728)

Project Period (FY) 2023-08-31 – 2025-03-31
Keywords自然免疫記憶 / ストレス / 骨髄-脳連関
Outline of Annual Research Achievements

慢性社会ストレスモデルを用いて、ストレスによって誘導される行動および免疫動態に対する長期的な影響を評価した。行動学的評価において、1か月前に慢性ストレスに暴露されたマウスは、急性ストレスによって誘導される社会忌避行動がより顕著になることがわかった。一方、1か月前の慢性ストレス暴露の有無に関わらず、急性ストレス暴露後の末梢血中への自然免疫細胞(好中球、単球)の動員に大きな違いは見られなかった。また、骨髄細胞の解析においても同様の結果であり、慢性ストレスによって誘導される行動変容と自然免疫細胞の量的変化に直接的な関連性は見出せなかった。しかし、自然免疫細胞の機能解析においては違いが明らかとなりつつあり、更なる検証によってその結果の妥当性を確認していく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

期待に反して、慢性社会ストレスによって誘導される自然免疫細胞の量的変化に大きな違いが見られず、細胞種ごとの機能解析に時間を要した。

Strategy for Future Research Activity

次世代シークエンサーを用いた網羅的な解析を導入することで、効率的かつ詳細に自然免疫細胞の質的変化に着目した解析を進めていく。中枢神経系との関連性については、全脳イメージングや遺伝学的手法を用いて検討していく。

Causes of Carryover

研究スケジュールの調整により、高額試薬の購入時期を変更した。次世代シークエンサー実施のための試薬等に使用予定である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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