2023 Fiscal Year Research-status Report
Inhibiting Macrophage-to-Fibroblast Transdifferentiation in the Tumor Microenvironment of Gastrointestinal Cancers.
Project/Area Number |
23K19512
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
伊東 守 九州大学, 医学研究院, 助教 (50982667)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Keywords | Macrophage / Fibroblast / Tumor microenvironment |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では「腫瘍微小環境中に存在する線維芽細胞に直接分化するマクロファージを制御することが、新たな癌治療戦略になりうるか?」という問いを明らかにすべく、癌性腔水の臨床サンプルから抽出したマクロファージをシングル解析し、腫瘍環境中のマクロファージの分類、マーカーの確立を目指す。さらに癌切除標本/生検標本の薄切スライドを用いて、腫瘍局所のマクロファージ、線維化の定量を行うため金属標識抗体による多重染色、質量分析を用いたHyperion imaging systemによる解析を行う予定としている。現在これらの計画をすすめるべく、下記の通り条件検討、予備実験を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
公開データセットを用いてマクロファージシングルセル解析、およびマーカーの抽出の予備検討を行っている。また、実症例から前向きに同意を取得し、クリニカルサンプルを用いてシングルセル解析を行うため、実験の条件検討、予備実験を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
クリニカルサンプルを用いたシングルセル解析を実行するとともに、hyperionによる解析のため、免疫染色の条件検討を並行して進める予定としている。
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Causes of Carryover |
シングルセル解析に本研究予算の大半を使用する予定となっており、現在の予備実験は他の研究資金から調達しているため、次年度使用額として計上している。
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