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2023 Fiscal Year Research-status Report

Establishment of immunotherapy for thymoma based on WHO classification

Research Project

Project/Area Number 23K19546
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

古谷 竜男  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40986121)

Project Period (FY) 2023-08-31 – 2025-03-31
Keywords胸腺腫 / 免疫療法 / 腫瘍微小環境 / 三次元がん細胞培養
Outline of Annual Research Achievements

胸腺腫内のリンパ球において, CD3, CD8, CD4, CD39, CD103, TIM-3の発現を多重免疫染色で評価するにあたり, ヒトの扁桃腺の標本をpositive controlとして上記抗原それぞれに対する抗体の条件設定を行い, 使用する抗体の選別および条件設定を完了した.
また, 胸腺腫の培養実験に関しては, 手術による摘出標本を初代三次元がん細胞培養法(CTOS)を用いて培養を行った. 現在13/16例で初代培養が成功している. 培養細胞において, 胸腺皮質上皮細胞に発現するCK19や, 胸腺髄質上皮細胞に発現するCK5が発現していることを免疫染色で確認している. また, 培養を行なった11/16例で腫瘍細胞の増殖が起こることを確認している.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

胸腺腫における多重免疫染色によるイメージサイトメトリーの研究に関しては, 今後胸腺腫の標本を用いて進めていける段階である. また,培養実験においても比較的高確率で胸腺腫の初代培養ができることを確認している.

Strategy for Future Research Activity

胸腺腫の手術検体を用いて多重免疫染色を行う. 胸腺腫のCTOSにおいて未熟なT細胞との共培養を行い, T細胞の成熟が起こるかどうかを確認する. その後, CTOSをマウスに移植したモデルで抗PD-1抗体による腫瘍縮小効果および自己免疫疾患の発症について評価する.

Causes of Carryover

実験に必要な試薬で, もともと研究室で所持していたものがあり, そちらを使用したものがあるため. また, 旅費を計上していたが, 出張に行く機会が減ったため.
今後はDouble Negative T細胞もしくはCD34+造血幹細胞を単離するためにMagnetic beads cell isolationを行う予定であり, 各抗体およびカラムを購入する予定である. また, in vitroでの培養実験が終了すれば, マウスへの移植実験を行う予定であり, 免疫不全マウスを購入する予定である.

URL: 

Published: 2024-12-25  

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