2023 Fiscal Year Research-status Report
マスサイトメトリーを用いた線維化を伴う間質性肺炎におけるマクロファージ集団の検討
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23K19592
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
高野 智嗣 九州大学, 大学病院, 助教 (80978958)
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Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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Keywords | マクロファージ / 間質性肺炎 / マスサイトメトリー |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、特発性間質性肺炎患者において特定のマクロファージ集団が増加していることが報告されており、マクロファージの線維化形成への関与が示唆されている。申請者らの研究室ではマスサイトメトリーを用いた解析で間質性肺炎において疾患横断的にCD36+CD84+マクロファージの増加と線維化進行の関連が示唆されることを報告している。本研究は特発性間質性肺炎以外の間質性肺炎において臨床経過の後ろ向き解析と診断時点でのマクロファージ集団との関連を検討することを目的とした。臨床情報の確認を行い、対象症例、臨床評価項目について検討、クライテリアを決定した。使用抗体およびパネル作成についてはスタンダードバイオツールズ社と2度打ち合わせを重ねるとともに観察研究申請を作成している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
症例の選択、パネル作成の打ち合わせを進めているがマスサイトメトリー測定までは行えていない。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年5月までに抗体パネルの作成、測定の依頼先(研究機関、聖路加SRL社、メディフォード社のいずれか)を決定し次第、観察研究申請書を提出、測定及び臨床情報の抽出を開始する。
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Causes of Carryover |
本年度は対象症例、試薬の選定、業者との打ち合わせなどを行い、症例数、測定する抗体、試薬などの検討を行った。 次年度に抗体、マスサイトメトリーの際に使用する物品は購入する予定。
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