2024 Fiscal Year Annual Research Report
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23K19747
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| Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
田 甜 九州大学, 歯学研究院, 助教 (20981260)
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| Project Period (FY) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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| Keywords | 歯 / 器官培養 / 低温 |
| Outline of Annual Research Achievements |
現在、再生医療の分野では、再生臓器の作製とその医療応用の技術開発が急速に進んでいるが、製造のコストの問題および安全で均質な再生臓器の管理など、将来の技術開発に向けて、解決すべき課題は多い。本研究では、主に臓器の保存管理法の開発を目的として、研究を開始した。 これまでの研究で、歯胚の器官培養法を用いたスクリーニングモデルを構築し、低温による器官発生のコントロールが可能である可能性を見出した。具体的には、胎生14日齢マウス歯胚において、培養温度の低下に従って、歯胚の発育段階の遅延が生じた。4°Cの培養温度においては、完全に歯胚の発生が停止した。さらに、低温で 1ヶ月保存後、再度37°Cの培養温度にて培養を行った。その結果、4°Cの低温で保存を行った群では歯胚の再発生が生じなかったのに対し、25°Cの低温保存群では、有意に歯胚の再発生率が上昇した。 本年度はさらに、低温保存した歯胚の遺伝子発現の検討を行った。その結果、25°Cの低温保存群では、幹細胞の維持に関わる遺伝子発現が認められるのに対し、4°Cの低温で保存を行った群ではそれらの遺伝子の発現が有意に減少していた。以上の結果から、低温による歯胚の発生の一時停止には、幹細胞の維持に関わる遺伝子群の発現が必要である可能性が示唆された。 本研究により、低温による保存法をスクリーニングするモデルの開発に成功した。本モデルを用いることで、適切な臓器保存法の技術開発に寄与することが可能となると考えられる。
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